【基礎知識㉗】排卵検査薬について

query_builder 2020/11/20
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今回も妊活や不妊治療をしていくうえで

☆知っておくべき事

☆知っておいたほうが良い事

☆ぜひ知っていてほしい事

という意味をこめまして、

妊活の基礎知識シリーズ27♪

 

 

 

 

今回は

「排卵検査薬について」です。

今回の内容は「マイナビウーマン」様の産婦人科医・医学博士 宋美玄先生のブログ記事を元に書かせていただいております。

 

前回は排卵痛について投稿しましたが、

今回はその排卵日を調べる

「排卵検査薬について」をお話していきます。

 

 

 

 

 

 

~排卵検査薬とは?~

一般的に「排卵検査薬」「排卵日検査薬」など呼ばれたり使われますが、

正式名称は「排卵日予測検査薬」です。

※以下「排卵検査薬」で説明いたします。

 

 

 

正式名称からわかるように、排卵日を予測するためのものなのですが、

ではどのような理由で排卵日の予測が必要になってくるのでしょうか?

 

「妊娠と排卵日」という視点から見るとわかりやすいのですが、

女性の生理周期のなかで、最も妊娠しやすい時期は排卵の前後と言われています。

 

 

 

この時期に性交をすることで妊娠の可能性が高まることがわかっており、

排卵日を狙って性交をした場合、

1回の排卵で約3 割が妊娠、6回までに約8割、12 回までに約9割の女性が妊娠した、

というデータがあり、そうした背景から排卵日を予測するために開発されたのが、「排卵検査薬」です。

 

 

 

 

 

 

 

~排卵検査薬のしくみ~

排卵検査薬はいくつか種類はありますが、一般的に多く市販されている採尿タイプの場合、

尿の中に含まれる黄体形成ホルモン(LH)の濃度を測定することで排卵日を予測することができます。

 

しかし、排卵日だけに 黄体形成ホルモンは分泌されるわけではありません。

黄体形成ホルモンは通常、排卵日の前後にもまたがって分泌されるため、

妊娠の可能性をより高めたいと思ったら、

排卵検査薬で陽性反応がでたタイミングに、継続的に性交することが大切となります。

 

 

 

 

また、排卵検査薬を使わず、基礎体温をつけているだけでも、実は排卵を確認することはできます。

これは「生理(月経)後の低温相から高温相に移ったそのタイミングで排卵が起こる」と考えられているためです。

ただし、基礎体温の変化からは

「排卵したこと(=事後)」はわかっても、「排卵日を事前に予測すること」はできません。

これに対し、

排卵検査薬は女性ホルモン(LH:黄体形成ホルモン)の変動から、排卵日を「事前」に予測できるとされています。

排卵前になると、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が急激に増え、脳の下垂体からLHが一気に放出されます。

これが「LHサージ」と呼ばれる現象で、その約40時間後に排卵が起こるとされています。

排卵検査薬は、このLHサージを検知することで排卵を予測します。

排卵日の1日前にわかるため、事前に排卵日を知ることが可能なのです。

 

 

 

 

 

 

~排卵検査薬の使う時期について~

排卵検査薬は使い捨ての検査薬です。

使い方のポイントは「排卵日のおおよその予測ができるかどうか」で、

その手がかりとなるのは、自分の基礎体温です。

 

基礎体温によって生理周期が分かるだけでなく、排卵日を知る目安にもなります。

また、正常に規則的な排卵があるかどうかの確認もできます。

基礎体温を何サイクルか測り続けると、自分の生理周期がわかってきます。

まずは2サイクル測ってみて、そこから排卵日を予測してみましょう。

 

 

排卵は次の生理が始まる14日前の前後数日に起こるため、

多くの検査薬では「次の生理が始まる予定日の17日前から1日1回(判定に悩む場合は2回)」の使用を推奨しています。

その日は陰性でも翌日に陽性になることもあるので、連日検査薬を使うことをお勧めします。

排卵は、排卵検査薬で陽性判定になった日か、その翌日にあると考えられているので、

この時期がもっとも妊娠しやすい時期と言われています。

 

 

測り方の注意としては、まず同じ時間帯に測定すること。

また、たくさんの汗をかくような運動をした後や、水分をたくさん摂った後などは不向きです。

※使い方は検査薬によって異なるので注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

~排卵検査薬の判定について~

検査で陽性だった場合、LHサージが検出されたということで、間もなく排卵があります。

初めて陽性と判定された日かその翌日に排卵があると考えられるため、この両日が最も妊娠しやすい時期となります。

※排卵日の2日前にタイミングをとると最も妊娠しやすいというデータもあります。

 

 

逆に検査で陰性が続く場合は、

基本的にはLHサージが確認できていない状態なので、排卵していません。

生理周期が何らかの理由でずれた場合、

検査のタイミングと排卵のタイミングが合わずに陰性になることがあります。一度、基礎体温で確認してみましょう。

何回かしても陽性ならない場合は、一度婦人科で受診しましょう。

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

基礎体温をつけていると排卵がわかってくるケースがほとんどです。

排卵検査薬を使って、排卵日を特定することで、

よりよいタイミングの日がわかるので、

妊活でタイミング法をされるのであれば一度しっかり基礎体温と排卵検査薬を使って、

タイミングをとることをオススメします♪

 

 

 

今回はここまで。

 

 

 

 

 

千種区本山 妊活専門

整体院 緖 -いとぐち-

院長 大下裕作

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