【基礎知識㉓】子宮内膜症について
今回も妊活や不妊治療をしていくうえで
☆知っておくべき事
☆知っておいたほうが良い事
☆ぜひ知っていてほしい事
という意味をこめまして、
妊活の基礎知識シリーズの23♪
今回は
「子宮内膜症について」です。
※今回の内容は「医誠会病院婦人科」様のサイトを参考にさせていただいております。
まず子宮内膜について。
子宮内膜は子宮内の表面を覆う粘膜組織で、卵巣からのホルモンの作用で肥厚します。
俗に言う受精卵が着床する時に必要な「ふかふかのお布団」です。
妊娠が成立しなかった場合、この子宮内膜は剥離して体外へ月経出血として(血液とともに)排出されます。
※いわゆる生理です。
この子宮内膜が子宮腔の表面ではなく、
骨盤の腹膜や、卵巣などの中に入り込んでいる場合を子宮内膜症と呼びます。
月経に伴って組織の中に出血するため月経痛が強く、性交痛を訴えるかたもいます。
一般のかたには5-10%の頻度でみられるのに対し、不妊症では20-30%にみられ、不妊の原因のひとつと考えられています。
子宮内膜症が発生する原因は、はっきりとは解明されていません。
※現在言われているのはあくまでも仮説です。
子宮内膜症の発症原因の一つとして、月経血の逆流が関わっていると言われています。
剥脱した子宮内膜が、月経血として膣の方へ流れ出ず、
子宮から卵管の方へ逆流して腹腔内へ流れ出るときに子宮内膜も運ばれ、
その結果、腹腔内に子宮内膜が付着し生育することで子宮内膜症が起こるというのが、
現在子宮内膜症の発症原因として最も有力視されている子宮内膜移植説です。
次に症状ですが、
不妊症、月経困難症、骨盤痛(月経時以外の下腹部痛、腰痛、性交痛、排便痛)などの疼痛が主な症状です。
中でも、最も頻度の高いものが、つらい月経痛です。
月経の回数を重ねるごとに痛みが強くなっていくのが特徴で、月経のたびに寝込んでしまう人も少なくありません。
病気の進行にともない腰痛や下腹痛、性交痛、排便痛などの訴えも多くみられます。
以前に比べて月経がつらくなってきたと感じたり、
遺伝性があるといわれていますのでお母さんや姉妹が子宮内膜症を患ったことがある人は
なるべく早く婦人科を受診し、精密検査をまずは受けてみましょう。
早期発見は、病気の進行を抑え症状を軽減することに効果的です。
では、
なぜ子宮内膜症だと、不妊になりやすいのか?についてですが、
子宮内膜症が卵巣嚢腫、子宮、腸管などど癒着を起こしやすく、
これが精子や受精卵の通過の妨げになるためだと考えられています。
しかし、
子宮内膜症があると必ず妊娠できなかったり、不妊になるというわけではなく
子宮内膜症があっても妊娠できる方も多くいらっしゃいます。
ですので、
検査をして、仮に子宮内膜症と診断を受けても、
悲観的にならず、冷静に受け止め、しっかり日常生活を整えたり、
必要ならばクリニックでの治療をしていけば、まず大きな問題になることは無いと思っています。
まずは自分の体を知りましょう♪
今回はここまで。
千種区本山 妊活専門
整体院 緖 -いとぐち-
院長 大下裕作
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