【基礎知識⑫】排卵障害について

query_builder 2020/09/15
ブログ
%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AB12-1

今回も妊活や不妊治療をしていくうえで

☆知っておくべき事

☆知っておいたほうが良い事

☆ぜひ知っていてほしい事

という意味をこめまして、

妊活の基礎知識シリーズ12

 

 

 

 

 

 

今回は

「排卵障害について」です。

※今回の内容は「はなおかレディースクリニック様」のHP内の内容を元に作成しております。

 

 

 

 

 

 

まず

「排卵障害」とは、

排卵させるまでの過程に異常がおきてしまい、卵が育たない、

また、育ってもうまく排卵できないことをいいます。

 

 

 

 

 

 

では、排卵障害かどうかを見極める方法は、

「基礎体温を見ること」です。

 

 

排卵前には卵胞刺激ホルモン(FSH)の影響で体温は下がります。

そして黄体化ホルモン(LH)が分泌され、排卵を境に体温は上昇し基礎体温は2相になります。

 

 

しかし、

排卵障害がある場合は2相にはなりません。

また、生理不順が続く場合も排卵障害を疑ったほうがいいでしょう。

 

 

基礎体温が2相ではなかった場合、

血液検査でホルモンの数値を測り、超音波検査で卵巣の状態を見て問題点を探ります。

※医療機関での検査です。

 

 

 

 

基礎体温が2相にならない

主な原因は

・中枢性(自律神経に関係している視床下部性と、ホルモンの中枢の下垂体性)の排卵障害

・卵巣機能低下

・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

・黄体機能不全

・黄体化非破裂卵胞(LUF)

・高プロラクチン血症

などです。

 

 

⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩

 

 

 

①中枢性(視床下部性・下垂体性)の排卵障害

不規則な生活やストレス、極端なダイエット、その他甲状腺機能低下症や下垂体腫瘍によって起こることがあります。

原因となっている状態をまず治療する必要があります。

また極端な体重減少によって月経が止まってしまっている場合などは、元の体重に近づけ、月経が戻ってくるのを待つことも大事です。

排卵誘発剤が必要な場合も多いです。

 

 

 

 

 

②卵巣機能低下

視床下部や下垂体から命令が出ているのに、

「卵胞が大きくならない」、「卵胞がない」など、卵巣が反応しない状態のことを言います。

 

卵巣のなかにある原始卵胞の減少から起こる症状です。

原始卵胞のおおまかな数は血液検査でAMHを調べる方法があります。

治療方法は、卵胞膜から出るエストロゲンと黄体から出るプロゲステロンを周期的に服用するカウフマン療法などを行ないます。

その後、薬の服用を中止して卵巣の状態を確認します。

 

その後の治療法として、エストロゲンを補充しゴナドトロピン(FSH, LH)を抑制し、

卵巣が反応したら(卵胞が発育して来たら)、排卵誘発剤であるhMG、hCG注射をします。

卵巣に卵胞が残っていれば排卵する可能性があります。20~30代で卵子がなくなる早発卵巣不全も治療法は同様です。

 

 

 

 

 

③多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

卵巣内にたくさんの未熟な卵胞ができてしまうことをいいます。

文字通り、卵巣に嚢胞がたくさん出来ている状態のことで、中身に水を含んで嚢胞状に変化することで成熟しにくい状態になっています。

また、卵巣表面の膜の部分が硬くなり、排卵できなくなっています。

生理不順や、体毛が濃くなったりするというのもPCOSの特徴です。

治療法は、まずクロミッドなどの比較的軽い排卵誘発剤の服用からスタートし、インスリン抵抗性を改善するメトホルミンの服用、hMG療法とステップアップしていきます。

hMG療法では卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の副作用に注意が必要です。

 

 

 

 

④黄体機能不全

高温期が短い場合と、ホルモン検査で黄体ホルモン(プロゲステロン)の濃度が低い場合にそう診断されます。

この黄体機能不全は着床障害にも深いかかわりを持っています。

うまく排卵してこないために、黄体が誘導されません。排卵障害の結果として起こると考えてよいでしょう。

 

 

 

 

 

⑤黄体化非破裂卵胞(LUF)

排卵期のホルモンが分泌され、基礎体温があがっても卵胞が放出されず排卵しないまま残ってしまい、

黄体化してしまうことをいいます。

毎月起こるとは限らないため、超音波で排卵済みかどうかを毎月確認することが必要です。

 

 

 

 

⑥高プロラクチン血症

脳下垂体から出されるプロラクチンという乳汁を分泌させる刺激ホルモンが高くなってしまい、

乳汁分泌や排卵障害などを起こしてしまう状態を言います。

脳下垂体に腫瘍がある場合は手術となりますが、通常はカバサールなどの薬による治療を行ないます。

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

一つに排卵障害といっても、考えられる原因がいくつもあります。

 

排卵がうまくいかなくて悩んでいる場合、

医療機関による薬での薬物療法にたよる前に、

まずは日常生活の見直しをすることを徹底しましょう!

 

 

 

 

では本日はここまで。

 

 

 

 

千種区本山 妊活専門

整体院 緖 -いとぐち-

院長 大下裕作

記事検索

NEW

  • 【最新】あたま整体・小顔整体・首肩整体 1DAY教室 教室日程

    query_builder 2023/03/17
  • ~2022年 年末年始営業案内~

    query_builder 2022/12/30
  • 首・肩の痛みで困ったら名古屋市千種区本山の整体院いとぐち

    query_builder 2022/08/25
  • 効果ある小顔矯正・小顔整体なら名古屋千種区整体院いとぐち

    query_builder 2022/07/31
  • ギックリ腰の施術も得意な名古屋市千種区本山の整体院いとぐち

    query_builder 2022/06/12

CATEGORY

ARCHIVE